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2011/06/19 Sun
少し前の話になりますが、岡山県の中高一貫校から依頼を受け、「創造性とコラボレーション」というテーマで講演をしてきました。対象は中学3年生と高校1年生の計250名です。

研究テーマそのものだったので内容は作りやすかったのですが、2時間ほどの講演で中高生に実感を伴って理解してもらうためにはどうすればよいか?と、なかなか苦労しました。

はじめに、創造性とは何か、現代で創造性が求められていること、そのためにコラボレーションが重要であること、など、社会的な背景を簡単にざっくりと喋りました。皆さんにとって関係のあるお話ですよー、と。

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その上で、まずは個人でアイデアを出すワークをしてもらいました。ここでは対象を捉える「視点」を動かすことによって新たな見え方が創出されるプロセスを体感してもらいつつ、一方で独りでアイデアを出し続けることの難しさも実感してもらいました。

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後半は、メインテーマであるコラボレーションについて。ここは小難しい話は抜きにして、実際にコラボレーション課題に取り組んでもらいました。3人グループで「理想の教室をデザインする」というやや難しい課題です。

中高生くらいの年代だと、こういう時は声の大きな誰かの意見に「同調する」ばかりで、ディスカッションがなかなか盛り上がりません。

しかし、創造的なコラボレーションにおいては、他人の意見に刺激を受けながらも、相手の意図しない方向にアイデアを「ズラしていく」ことが重要になります。そうした即興的な連鎖によって、コラボレーション中の視点に揺さぶりがかかり、当初意図していなかったアイデアの創発へと繋がります。

今回はそこを何度も丁寧に説明&ファシリテーションし、意識的にディスカッションの中で実践をしてもらいました。結果、最終的にはとても盛り上がり、僕が全く想像していなかったような面白いアイデアが沢山生まれていました。

エッセンスがどこまで伝わったかはわかりませんが、終始笑いが絶えず、少なくとも楽しい時間にはなったのではないかと思います。試しにTwitterアカウントを晒してみたところ、意外にも何人かの生徒から終わったあとに感想のリプライをもらえて嬉しかったです。

研究で得られた知見や考えたことを平易な言葉で語る、というのは難しかったですが、研究者としても貴重な場だと感じました。たまにはこういう機会も良いですね。


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