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「アート」は「クスリ」になる?
2009/08/10 Mon
7月6日、Educe Cafe「『アート』を届ける場所:実践事例『病院』という『街』へ --継続的ワークショップとその後の展開について--」を開催しました。 今回はゲストにワークショップ・プランナーのゴウヤスノリさんをお迎えしました。 ゴウヤスノリさんは、「病院」にアートプログラムを導入することによって、入院患児らの健全な心身の育成を援助する「アートもクスリ」プロジェクトを実践されています。 今回、はじめに参加者の皆さんに病院に対するイメージをディスカッションして頂きましたが、やはり、一般的に「病院」という場所は、単なる治癒の場であったり、白くて堅い「非日常」な場だと捉えられがちです。 そこで、ゴウさんは、「入院して儲かった!」「おもろい病院を目指して!」といった新しい合言葉を掲げ、様々な長期アートプログラムを展開されています。 例えば、『そちらの空はどんな空?とおいお空のこうかんにっき』というアートプログラムでは、入院患児らが、イタリア在住のアーティストの方と、お互いの「空」の写真を半年間かけて交換します。また、ただ交換を続けるだけでなく病院内に「そらいろカフェ」というカフェスペースも作り、そこで空にまつわる様々なワークショップなども実施したそうです。 これによって、「病院は怖いところ」というイメージを持っている患児たちも、入院生活の中にある新たな楽しさに気付いたり、次の写真やワークショップを楽しみに「待つ」ようになったそうです。さらには、自発的にリハビリなどの治療スケジュールを組むようになった子もいたのだそうです。この他にも、様々な事例をご紹介下さいました。 ゴウさんは「これは治療ではない」と強調されていました。しかし、こうした1年間という長いスパンでのアートプログラムを通して、入院患児らの「入院生活」の見方は大きく変わり、より豊かな入院生活を送ることが出来ているように感じました。そうした患児らの成長や変容の様子を聞くと、まさに「アートはクスリ」を言っても過言ではないのかもしれません。 貴重な機会を頂いたゴウヤスノリさん、そしてお越し頂いた参加者の皆様、どうもありがとうございました。 企画担当:森 玲奈 報告者:安斎 勇樹 |コメント(2) |トラックバック(0)|教育・学習|日記|
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